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てんかん患者のQOL 医師・患者大規模調査レポート

【監修】 社団法人 日本てんかん協会
社会福祉法人 聖母会聖母病院 小児科 栗屋 豊 先生

適切なてんかん治療を行うためには、てんかん患者さんの日常生活や治療状況、Quality of life(以下QOL)の実態を把握することが極めて大切です。

実際に患者さんとその主治医に対しててんかん治療に関するアンケート調査を実施したところ、患者さんやそのご家族は、薬物治療について主治医が考えている以上に多くの悩みを抱えていることが明らかになりました。

Key Findings

  • 現在の薬物治療に対する満足度は? 主治医・患者さんともに、3〜4割は現在の薬物治療に「不満」があった
  • 薬物治療で最も重要なことは? 患者さんは発作の「頻度」よりも、「程度」の軽減を重要と考えていたが、主治医は「頻度」が最も重要と考えていた
  • 薬物治療中に感じている問題点は? 主治医の予想以上に、患者さんは精神・神経系の様々な症状を感じていた
  • 過去一年間の気分(精神面)は? 主治医の予想以上に、患者さんは怒りやイライラなど多くの「精神的な問題」を抱えていた
  • 患者さんにとって、過去一年間の発作後の状況は? 患者さんにとって、「眠気」や「ケガ」などが、主治医よりも高く認識していた
  • てんかんに対する不安感は? 患者さんは不安感を強く抱えており、それは主治医が認識しているよりも2倍近く高いものだった
  • 主治医は患者さんの症状をどの程度把握しているか? 約6割の主治医が、患者さんの症状・状態を「把握できていない」と感じていた

調査概要はこちら

[粟屋 豊 他:てんかん研究 25(4):414-424, 2008]

日常診療にお役立てください

てんかん治療に関する質問票 これは、患者さんが治療中に感じている不安や問題点を主治医と共有し、今後の治療方針にご活用いただける、患者さんの自己記入式チェックリストです。日常診療にお役立てください。

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